人口減少が進む日本の地域社会において、持続可能な地域づくりの重要性は日増しに高まっています。多岐にわたる地域課題を前に、地域づくりを応援し、地域の担い手を広げるしくみとして、地域課題の解決を後押しするための新たな選択肢、それが「ふるさとプロボノ *」です。
* プロボノ:社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門知識を活かしたボランティア活動
「ふるさとプロボノ」では、プロボノ参加者と、プロボノを受け入れる地域とが、明確な目標を共有し、地域に役立つ具体的な成果物を提供することを目指しています。地域に関わる人を増やすための「情報発信」や、地域の魅力ある環境や特産品の販路を開拓する「マーケティング」等の施策を実現することで、地域の発信力や活動の波及効果を高め、事業の成果拡大を図ることが期待できます。しかも、アイデアの発散や机上の計画づくりに終わらず、具体的な成果物の作成を目指すことで、実用性のある支援をつねに心掛けています。
「ふるさとプロボノ」で地域を応援する参加者(「プロボノワーカー」と言います。)は、都市の企業等で活躍するビジネスパーソンやクリエイターです。プロボノワーカーは、個人のボランティアとして、本業とは異なる立場で、ご自身の時間をつかって参加しています。「地域づくり」や「地方創生」に関心を持つ人も多くいます。人生100年時代の生き方や働き方改革、リモートワークの普及の動きも相まって、プロボノに関心を持つ人は広がりを見せています。
「ふるさとプロボノ」では、こうしたプロボノワーカーからなる 5人前後のチームを編成し、それぞれの経験や専門性を持ち寄ってプロジェクトを進めていきます。
地域社会においては、NPO 法人の数が少ない一方、行政機関や、地場の民間企業、組合や協会などの組織、住民による地域自治組織などが、地域課題解決の担い手となっているケースが数多く見られます。そのため「ふるさとプロボノ」による支援先としては、NPO法人に加えて、特色あるまちづくりに取り組む自治体や、地域の新しい経済や産業のあり方に挑戦している事業者や生産者、組合などもあります。
各地域への具体的な導入方法や協働手順などは、地域の実情を伺いながら個別対応にて打合せしております。まずは一度、お気軽にお問い合わせください。
「ふるさとプロボノ」の事務局をつとめる認定 NPO 法人 サービスグラントは、日本におけるプロボノの草分け的存在として、国内最大規模のプロボノプロジェクトを企画・運営する中間支援組織です。数々の行政機関や民間企業との連携を図りながら、2005 年の活動開始以来、すでに 1,000 件以上のプロボノプロジェクトを運営し、プロボノワーカーの登録者数は 6,000人を上回っています。
実施年度 | 2018 年度~継続中 ふるさとプロボノは 2020 年度~ |
支援実績 | 14 団体 |
所管部署 | 環境生活部県民生活文化課 |
実施内容 | 青森県内の NPO 法人・地域活動団体を支援する「青森プロボノチャレンジ」の運営 2020年度は、東京からの参加者 4 名をチームの一員として受け入れる「ふるさとプロボノ」を試行的にスタート |
実施年度 | 2014 年度~継続中 |
支援実績 | 10 団体 |
所管部署 | 交流人口拡大本部ふるさと人口政策課関係人口推進室 |
実施内容 | 都市在住者が、鳥取県内の地域活動団体の課題解決に取り組み、地域と継続的に関わるきっかけとなる、ふるさとプロボノ「とりボノ」の運営・企画 |
実施年度 | 2013 年度 |
支援実績 | 1 団体 |
所管部署 | 自然ふれあい推進室国立公園課 |
実施内容 | 国立公園(箱根)の回遊性を高めるパンフレット制作 |
実施年度 | 2011 年度 |
支援実績 | 1 団体(2 プロジェクト) |
所管部署 | 観光経済担当参事官室 |
実施内容 | 復興支援に取り組む団体の情報発信・ファンドレイジング支援 |
実施年度 | 2011 年度 |
支援実績 | 1 件 |
所管部署 | 政策調整部エコバレー推進室 |
実施内容 | 豊岡市公式ホームページ内「コウノトリと環境」の更新提案(市ホームページが完全リニューアルされたため、当時の成果物は現存しません。) |
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